上位あどぶいらのソース分析 | SEOあどぶいら

上位あどぶいらのソース分析

コンテストも終了に近づいていますが、ここで上位を占めたあどぶいらなブログのソースを分析してみたいと思います。なお、MTなどのブログツールを使っているところではなく、無料ブログサービスを取り上げます。

Seesa ブログ

title要素は、"ブログ名: 記事タイトル"という形になっています。そして、link要素の"alternate"でRSSを指定され、同じくlink要素の"meta"でFOAFが指定されています。alternateは代替文書で、metaはmeta情報を記述先の文書を示しているものです。この辺は自分もよく分かっているわけではないので、とりあえず参考文献を挙げておきます。

ブログのタイトルはh1、記事のタイトルはh2でマークアップされています。

ワブログ

ここはトラックバックを受信する際に、相手が同一エントリーの場合、複数のエントリーへトラックバックを打つことを制限しているようです。title要素は、"記事名 ブログ名"という形です。meta要素の"robots"で"INDEX,FOLLOW"の指定があります。そして、問題のlink要素ですが、実に"alternate","meta","start","contents","index"の指定があります。文書の関係性をきっちりと明示しているわけですが、実際に上位にインデックスされているのは、個別記事ではなくブログのトップページになっています。これは"start"で指定されているページです。上位表示させたいページを"start"で指定するとどうなるのか実験してみたくなりますね。"contents"でサイトマップのページを、"index"でカテゴリーのページを指定しているのもポイントが高いような気がします。ワブログ侮りがたし!ですね。ブログのタイトルはh1、記事のタイトルはh2の中にstrongが入れ子になっています。かなりSEOを意識したソースになっているのではないかと思いました。

プチモールブログ

ここは女性限定のブログサービスのようですが、ネカマの人はどうなんでしょうか?(笑)ちなみにブログの中では珍しく、ではなくてです。meta要素の"robots"の指定は"all"になっています。allにするか"index,follow"にするかは、あまり影響がないようです。link要素の指定は"alternate"と"stylesheet"だけです。これを見ると、必ずしもlink要素だけが重要とは言い切れないような気もします。title要素は"ブログ名 記事名"です。h1がブログ名。h2でブログのサブタイトル?h3が記事名ですね。

バニー

はっきり言って、HTML的にはかなりひどいです。しかもtitle要素に記事のタイトルが挿入されず、各記事のページでもブログ名のみの表示です。meta要素の"robots"は"index,follow"になっていますが、何と"description"は空ですね。Googleとは相性がいいものの、他の検索エンジンにはマイナスにかる可能性もあるんじゃないでしょうか?ちょっと注目なのが、link要素の"alternate"が2つ指定されていることでしょうか。代替文書からも当該文書へのlink要素での関係性が示されるため、プラス要素があるのかもしれません。かなりひどいと思えるのが、body内でのブログタイトルも記事タイトルもhx要素が使われていない点です。今どきこんなところも珍しいんじゃないでしょうか?しかも、いきなり文書内にh3やh4が出てきます。どうも、文字の大きさや太さを整える?ために使っているような気もしないこともないのですが…。そして、思いっきりテーブルレイアウトです。サイドバーのソースを見ると、結構font要素も好きみたいです。でもまぁ、自体のソースもそんな感じなんで、意外にそういうのをGoogleは好むんですかねぇ…。もちろん古いブラウザで見てる人もいるということで、そういうソースなのかもしれませんし、tableやfontを使ったからといって、現状でそれほど問題の出るユーザーエージェントもないのでしょうけれど。デースケドガーのときに上位表示されたサイトのことを考えても、現状GoogleはHTMLの良し悪しはほとんど気にしていないことは明らかだと言えるでしょう。もう1つ、これは自分で使ってみて分かったことですが、バニーはブログを立ち上げた時点で自動的にバンコム・ブログランクに登録されるようになっているようです。こういうのもバカにならないかもしれませんね。

アメブロ

title要素は"ブログ名|記事名"になっています。link要素は"alternate"と"stylesheet"の指定だけ。h1にブログ名。h2にサブタイトル。h3に記事名です。後はどうってことはないのですが、アメブロのランキングには自動的に参加になります。ブックを作ったり、参加したりすることがどのくらい効果があるのかは疑問ですが、記事内にリンクされているところにはプラスになるでしょう。

はてな

title要素は"ブログ名 - 記事名"です。link要素ですが、"start","help","prev","next","stylesheet","alternate","meta"とかなり豪華です。また、2つ目の"alternate"でmedia属性に"handheld"を指定しています。携帯用の代替文書のありかを示しているわけで、これはなかなかポイントが高いと思いました。body内はtableレイアウトで、h1でブログ名、h2に日付と記事名ですが、RSSやブックマークへのリンクがあったりして、なかなかなんともいえません。このブログはHTMLではなく、はてな記法をマスターする必要あるようで、慣れないと使いづらいです。サイドバーが左表示の場合でも、ソースは記事よりも下部にあり、トラックバックがリストで整然と並んでいて、なんだか美しいソースな気はします。はてなのいい点はキーワードにリンクがつくと、そのキーワードのページに記事のリンクが自動的に貼られることです。いろんな意味でSEO的にいいんじゃないでしょうか。トラックバックに関してはリンクを貼ったブログからではないと受信できません。これを開放する設定はないようです。他のブログにトラックバックが送信できない場合にエラーメッセージが表示されるので、送信できない理由が分かるのは非常に便利だと思います。